あいのり 第184話
「けじめ」
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[お断り] : このページは、2003/08/20 に行われた、川嶋あいの渋谷公会堂コンサート以降に作成・アップロードされたものです。
(更新日 : 2009/06/04)

マレーシアのロングハウスで過ごすメンバー、この日の食事は、マレーシアとその周辺にのみ生息するという食虫植物「ウツボカズラ」。珍しい料理を食べるメンバーをよそに、ガチャピンDAIは、全く会話がない。

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その日、メンバーは、ハイキングに行くために、弁当のおにぎりを作っていた。そのさいに、ボクサーが不審な行動を取っていた。前夜、村の長老に秘伝の惚れ薬を調合させていた。メンバーたちの目を盗んで、おにぎりに忍ばせていた。そして、惚れ薬を忍ばせたおにぎりを持って、ハイキングに出かけた。

惚れ薬入りのおにぎりを食べたのは、栄子。しかし、栄子は、「口の中、おっさんくさい。」と言って食べてくれなかった。

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村人を別れ、ラブワゴンは、密林地帯を走る。メンバーは、途中の施設にあるつり橋を渡ってみることに。橋の幅は30センチで、危険防止のため、命綱を付ける。DAIは、ガチャピンと一緒に渡ることになった。ガチャピンは、「DAIがちゃんと守ってくれることがうれしいな。」と思っていたが、DAIは、「いろいろ考えちゃって、楽しくなかった。」と違う思いだった。

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その後、メンバーは、オランウータンの保護施設へ。ここでは、けがをしたりして取り残されたオランウータンを保護し、野生に返す仕事をしている。メンバーも、オランウータンの世話をすることにした。

しかし、オランウータンの世話は、大変だった。つばをかけられたり、シャツを破かれたり。。。

その後のラブワゴン車内では、浅ちゃんさくらが隣同士になった。2人で、お酒の話をしていると、事もあろうが、ボクサーが割り込み、キャバクラの話に変えてしまった。そのまま、浅ちゃんは、ボクサーの会話についていけず、取り残されてしまった。

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翌日、メンバーは、空港へ。マレーシアの旅は、これで終了。あいのり41カ国目は、「シンガポール」。久しぶりの都会にメンバーは満足であったが、ガチャピンだけは、違かった。「あたしは、もう7カ国目。。。」ガチャピンは、いままで、メンバーに素直な想いを伝えられずにいた。もっと素直にならなければと思い、その夜、DAIに告白するため、ラブワゴンに向かった。

待ち合わせ場所に、DAIが到着する。
ガチャピンは、すぐに、本題に入った。「長かったよ。ここまで来るのやっぱり。7ヵ国目じゃん今日。ほんとに先が見えない旅で普段も女の子っぽいとかも言われないし。可愛いとかもそういうのないし。でもDAIは普通に言ってくれたりしてて。言ってくれたじゃん。気にはなってるって。すごく嬉しかったの。で、嬉しさと反面にどうしたら良いかわかんなくなっちゃってほんとてんぱっちゃって。だけど自分で自分を素直にしてなかった部分もあって。隠してて一生懸命気持ちを。素直になってないんだよね私はいつも。だからDAIに全てちゃらにしていいよって言ったじゃん。咄嗟にDAIに言っちゃって咄嗟に嘘ついちゃったのね。DAIを傷つけちゃったしどうしても謝りたくて。本当にとんでもない事したなって自分で思うし。逃げたくて怖いし。だから今これが精一杯なのね。私にとって。でもやっぱり逃げたくないもん。DAIを好きっていう気持ちすごいわかって。だから…。はい。明日最後だけど待ってるんで来て下さい。戻ろうかな、それじゃお休みなさい。」

DAIは、ひとり、その場に残された。

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あいのり #184
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