あいのり 第440話
「万馬券と牛丼」
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メンバーは、「レゴランド」と呼ばれる遊園地にやってきた。おもちゃのブロックを生産している「LEGO」の遊園地であり、園内のあちこちにブロックで作られたオブジェが存在する。もちろん、日本にちなんだものもあり、鎌倉の大仏や新幹線、カニ本家などがある。

そんな中、ゴーヤガーリックが一緒になった。それを見たは、「“なんか何?”って感じ。」

翌日、ラブワゴン車内にて、楽しそうに話をしている、ゴーヤガーリックを見て、は、「なんか、もうイヤだ〜。」

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翌日、メンバーは、街歩きをした。そこでは、シュレックまぁみんが2人きりになった。アイスに目がないまぁみんに気を遣って、まずは、アイスクリーム屋さんでアイスを食べる。その後は、雑貨屋さんへ。そこでは、お揃いをゲットした。

その後、シュレックは、スタッフ部屋で、「めっちゃ嬉しいです。ほんの少しだと思うけど、自分の方に動いてるんじゃないかと。」と言っていた。

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この日やってきたのは、「リーペ」の街。ここでは、レスラーゴーヤを呼び出した。レスラーいわく、「ゴーヤはガーリックと合いそうなんだけどな。歳近いし、体型似てるし、根性ありそうだし。」。しかし、ゴーヤは、「今は、分からない。」と自分の恋愛については、あいまいな返事。一方、レスラーの恋愛について、ゴーヤは、「誰とが多いんやんけ。姫か?」と、「レスラーも好きになったら早そうじゃない?」と、レスラーが結ばれるのも早いのでは感じていた。

その夜、レスラーが呼び出した。2人にいることに手ごたえを感じていたが、反面、元気のないを励まそうとした。

レスラーは、昔、オランダで格闘技の大会に呼ばれたとき、対戦相手が黒人の巨人だった時、対戦する勇気がなく、首が痛いと言って敵前逃亡した話を出して、その時は、後悔しかなかった。つらい時でも頑張って旅をしようと言うことを伝えた。

その後、レスラーは、に告白することを宣言した。その時、レスラーは、「まぁ、姫がゴーヤのところに行くことはないですよ。あの2人、話してないし、(万一、告白と来たら、)万馬券を引き当てたようなもの。そんなことがあったら、牛丼1年分おごりますよ。」

ところが、その後、が向かった先は、ラブワゴン、しかも、ゴーヤに告白するためだった。

何も知らないゴーヤは、ズボンをはいていない状態で、女性スタッフに呼び出され、あわてて、外にいるの元に行くことになった。

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今まで、爆睡していたゴーヤは、眠たそうな感じで、の前に現れた。は、相当待たされていたようで、「めっちゃ待ったんだよ。」と言って、ゴーヤを謝らせた。
は、「順番がぐちゃぐちゃになるけど話すよ。」と言って、話し始めた。
「ずっと、キャバクラをやっていたじゃん。でも、相手からの何がないと、自分から行こうとは思わなかったの。だけど、今までに、出会ったタイプにはないタイプがゴーヤなの。何か独特な雰囲気があるよね。温かいと言うか。だけど、ゴーヤがほかの女の子と話していた時は、すごく嫌だったの。視界に入っていたけど、じっと見る勇気はなくて、ゴーヤが誰かと話していたら、ふわってみる癖まで付いていた。自身は、今まで、自分が傷つくのが嫌で生きていたけど、42.195km走ったとき、変わらなければと思って。」
そして、声を詰まらせながら、「ゴーヤのことが大好きです。一緒に日本に帰ろうと思うの。」と告白した。

ゴーヤは、「ありがとうごさいます。ありがとう。」と言って、その場を後にした。

告白後、ゴーヤは、「びっくりしました。いや嬉しかったですよ。いきなりですね。本当に俺じゃないと思った。」

その後、告白の事実をレスラーにも言わなければならなかった。レスラーは、放心状態になり、状況がまったく把握できなかった。そのまま、ほかの男性メンバーがいる部屋へ行き、水を飲みながら、「いやぁ ちょっともう無理かもしれん旅 なんかようわからんようなってきたわ。」と言っていた。

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あいのり #440
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