スリランカの夜、ホテルで、
ハッシーが
美紀を呼び出していた。
そこで、
美紀は、
ハッシーに言った、
「でも徐々に見えてきてるのはある。私の求める・・・求めてる人かな。」
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翌日、スリランカ中心部に向かう山道で、6時間ほど走ったときに突然、車内に白煙が上がった。ガソリンに引火する可能性があるので、メンバー全員ラブワゴンから離れる。
自走できないため、翌日、ラブワゴンは修理に出された。ラジエーターの亀裂によって水が漏れ、温度が急上昇。エンジン周辺が焼けてしまったということで、修理には1週間ほどかかるという。
そのため、急遽代車を手配することになった。
その日の夕方、代車の手配ができたとの連絡が入った。メンバーが行ってみると、車には、
「日光江戸村」の文字があった。
スリランカでは、日本の中古車が数多く走っていて、日光江戸村のほかにも、輸送トラックや、自動車教習所の送迎バス、立川駅南口行きの路線バスまで走っている。
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新ラブワゴン(代車)で最初に訪れたのは、
「キャンディ」の街。午後に、街を流れる川にやってきた。記念撮影をしていると、突然、象が現れた。象は近くの施設で飼われており、この時間は、たまたま象のシャワータイムだった。
メンバーは、その施設を訪れてみることにした。
そこでは、数多くの象を保護していた。ジャングルで親とはぐれたり、地雷を踏んでしまい、大怪我をした象などが保護されている。
メンバーは、象のウンチ掃除を手伝った。
スリランカでは、象のウンチは利用されており、ノートやメモ帳の材料になる。
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ウンチ拾いの後は、
美紀、
ハッシー、
幸栄の3人が園内を散歩していた。
美紀は、犬と一緒に遊んでいた。
ハッシー、
「“すごく純粋で不思議な子だ。そんな所が又、たまらない”魔性の魅力で2人の男をとりこにする美紀。その胸中は、美紀のみぞ知る!」
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翌日、ラブワゴン(代車)にて、
ゆーみんと
隼人が一緒になる。
しかし、
ゆーみんが話題がなくなり、うとうとしてしまった。
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翌日、昼食のレストランにて。
ゆーみんの手には真っ赤なマニキュア、普段つけたことのないネックレスがイヤリングを付けていた。
隼人の視界に少しでも入ってほしかったが、
隼人は気付かなかった。
ゆーみん、
「でも頑張ってもどうにもならんかもしれんなぁ、とか私も思う時はあるけどでも何か、やっぱやれるところまではやりたいし。結果アカンかってもやれるところまでやったらその分何か(自分の)幅が広くなるんじゃないかなって。ここまで私は出来るでっていうのは広がるんじゃないかなぁと思うし」
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その夜、
浅ちゃん、
「何かもしかしたら俺こいつの事好きなんじゃないかなあって思って。何かそういう色んなゆーみんの事を考えてると。応援できたら良いなあっていう気持ちもあるけどそれを取っ払ったら(自分が)どう考えてんだろうとか色々考えてたらやっぱ自然と彼女に目線が行く自分がいます。どうしたもんでしょう。」
浅ちゃんは、
ゆーみんへの気持ちに気付いた。
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