シマから告白を受けた、
栄子は、その後、
シマに後悔させないように精いっぱい、
シマの気持ちに応えようと思っていた。
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運命の朝、
「世界三大仏教遺跡バガン」にて、
シマは、
栄子を待っていた。
すると、
栄子がやってきた。
栄子の答えは?
「シマとは、ホント、凄い長く一緒にいたよね。ボクサーが帰っちゃって私にとってもボクサーが帰ったって事はものすごい大きい事だったのね。ホントすごい長く一緒にいたのに結局私は分かり合えないまま終わっちゃったのね。すごい後悔したの。だから同じ後悔もう2度としたくないなと思って。少しずつだけど私なりに皆に歩み寄ってみたのね。で、そういうちっちゃな変化にも気づいてくれてシマが一番私をよく理解してくれてるとホントにそう思うんだよね。でも私の一番良き理解者であると共に私にとっては大切な仲間なんだよね。今の段階では仲間以上には思えなかった。でもこんな私を好きになってくれて本当にありがとう。ごめんね。ホントにありがとう」
シマは、
「ありがとうな。頑張ってな。」と言って別れた。
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シマと別れて30分、
栄子が突然、ラブワゴンを止めた。すると、
「ラブワゴンを降ります。」とリタイア宣言をした。メンバーが真相を聞くと、
栄子は、
「私合流してから、絶対自分ていうものを壊そうとしなくて、誰とも打ち解けなかったのね。結局、誰とも心開かないままずーっとラブワゴンに乗ってちゃって。ミャンマーに入って絶対この国で何らかの結果を出そうって自分なりの答えを出そうと思って。自分なりに精一杯頑張ろうと思った時にボクサーのリタイアだったのね。それでものすごいなんか色んなこと教えてもらってそん時初めて自分が築きあげてきたものっていうかそういう物を崩せるようになったの。そしたらね今まで1つしか見えてなかったのがそれが5にも10にもなったわけ。なーんでこんな事早く気付かなかったんだろうって思って。こんな気持ちで最初からラブワゴンに乗ってたらもっと楽しく旅できたなーって。今になってものすごいそれが後悔。でも恋愛と同じくらい大切な仲間見つけられたなーってすごい満足してるから。ここでホントにラブワゴン降ります。ありがとうホント皆のおかげ。ホントどうもありがとう」と言った。
栄子は、自分の捻じ曲げずに今まで旅をしてきた。ちっぽけだったと思いつつ、ラブワゴンに乗れて良かったと振り返った。
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その後、ラブワゴン車内にて、突然、
浅ちゃんの具合が悪くなった。熱は39℃、感染症の疑いがあるので病院へ緊急入院となった。
他のメンバーは、
浅ちゃんをミャンマーに残したまま、次の国へと移動した。
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