あいのり 第422話
「男と女はなぜすれ違うのか?」
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今週の放送は、こーすけよっこの現在の恋愛状況などを例にとって、「なぜ男は理想を語り、女は現実を考えるのか?」考察しました。

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たとえば、とある日、ラブワゴンの車内では、こーすけは、「あいのりで、恋愛が最後になればいいなと思う。だから、あいのりで付き合えたら、俺もうね、ずっと付き合いたいんだ。その子と、うまくいけば、結婚もしたいんだ。」と、理想ばかりを語るが、よっこはと言うと、「年下だし、騙されないようにしようみたいな、セーブしている自分がいて。」と、現実を考える。その考え方の違いにより、2人は、ますます、すれ違って行く。。。

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現実的に考える女性メンバーは、よっこだけではない、宮ねぇねこがいたころのある日、2人が会話をしていたのは、男性メンバーの職業と給料の話。

また、理想ばかり追う男性メンバーも、こーすけだけではない。かつて、アウトローは、「何よりも大切な人を守りたいんだよ。」と言っていたし、総理は、「世界中で一番幸せにする。」は、「日本に帰っていつか結婚したい。」などと言っていた。

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ということで、「恋のすれ違い」について、脳科学者である、茂木健一郎氏が考察することになった。

茂木健一郎氏によると、この答えは、「脳」の中にあるという。「実は、男と女では、脳のつくりが違う。」

茂木健一郎氏いわく、脳は、右脳と左脳の2つに分かれているが、右脳は、芸術を理解し、ひらめきに優れた脳、左脳は、読み・書き・計算などの論理的に物事を理解する脳で、男性の場合は、左脳だけを集中して使い、女性は、左右の脳をバランスよく使用できるという。

男性が女性を口説く場合は、左脳の言語野と言うところを使用するらしい、一方、女性の場合は、右脳とバランスを取った形で言葉を発する。なので、男性は、現実離れした考えを持つことがあって、女性は、現実を忘れないらしい。

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こーすけよっこの場合で見ると、氏いわく、こーすけの左脳は、「すでに暴走」しているとのこと。こーすけに限らず、男性はみんな、「左脳が暴走しやすい。」らしいです。この場合、どんな理屈であれ、結論は、「結婚」に持ってこようとしているそうです。

一方、よっこのほうは、「負のスパイラル」に陥っているそうです。

氏いわく、人間は、ある課題を目の前にすると、過去の経験と照らし合わせて、一方は、「できそうだ」と思って頑張り、出来た快感を味わうことによってまた「できそうだ」と頑張る、「正のスパイラル」、もう一方は、「できない」と思って不安になり、結局失敗し、ますます自信がなくなり不安になる、「負のスパイラル」という2つに分けてしまうという。

氏いわく、「不安」と言う感情は大事なのであるが、よっこの場合は、その「不安」と言う感情が強すぎるとのことです。

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では、女性の方は、こーすけのような男性には、どのように接すればよいのだろうか?

心療内科医で医学博士の姫野友美先生によると、「理想を語る男性は、なんとなく漠然としていて現実を見据えていない感じられる。男性は、プライドが高い生き物なので、彼の理想を尊重しながらも具体的な話に持っていった方がいい。」と言う。

茂木氏いわく、「遠い夢を見る男性に対しては、なるべく近くを見させる。空を飛ぼうとする男性は、地面の上の話をすることが男性の暴走脳に対処する方法ではないかと思います。」

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では、男性の方は、よっこのような男性には、どのように接すればよいのだろうか?

姫野先生いわく、「女性は、どれだけ自分を幸せにしてくれるか、相手の将来性、経済力を計っているので、そういったサインを出したら、女性に対して、利益を目の前に置くことが重要。」

茂木氏いわく、「男性は、女性が100の夢や理想より、1の現実のほうが大事だということを理解すべき。男女の恋愛は、働きの違う男女の脳を理解することなんです。それがわかると、素晴らしい恋が待っていると思います。」

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次回は、茂木氏による、「なぜ人は相手の名前を言い間違えるのか?」の考察もあります。

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(今回は、相関図はありません。)

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