あいのり 第424話
「100%の恋愛」
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よっここーすけと告白後、スタッフを通じて、ほかのメンバーにもそのことが伝えられた。

梅男ゴーヤは、無言で部屋に戻り、泣き始めた。
梅男は、「こーすけが日本に帰るのであったら、笑ってお別れしたい。」ゴーヤは、「明日、笑えるかな。」と言った。

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運命の朝、よっこにとって、30歳、最初で最後の告白、スタッフは、「結果はどっちでも、私達が拍手をして、ちゃんと日本に連れて帰るから。」と、はげました。

すると、こーすけがやってきた。

こーすけは、今までは、経験とかも少なくて、自分に自信が持てなくて、悩んでいたが、あいのりの旅をして、小さい頃に許婚を決められて無理やり結婚をさせられたり、村のために働いて結婚しなかったり、マリア様に仕えて結婚しなかったりと自由な恋愛ができない人々がいる中で、自分は、自由に恋愛ができることを幸せだと思っていた。
自身の目標が、「100%の恋愛をする。」ことであるが、それは、今、この場でも変わっていなかった。

そして、今現在のこーすけよっこに対する気持ちを伝える。

「100%、よっこが好き。」

よっこが不安そうな顔が一気に笑顔に変わり、「帰ろう、帰ろう。」こーすけの手を引こうとする。

しかし、これには、続きがあった。

こーすけは、さらに、「最初で最後の100%の恋愛をよっこ以外の人とはできないなあと思って、だから、日本に帰ったら、俺と結婚してほしい。」

突然のプロポーズに、びっくりしたよっこであったが、「じゃあ、結婚に向けて2人で頑張ろうか。」と、プロポーズを受け入れた。

そして、いままでのカップル以上の濃厚なキスを交わした。

あいのり42組目、こーすけよっこ、婚約おめでとうございます。

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2人と別れた後、残りのメンバーは、次の国へと進む、スタッフいわく、「次の国は、中東のイラクとイスラエルの間の国」と伝えられる。すると、メンバー全員、「怖い」の一言であった。

あいのり89カ国目は、「ヨルダン・ハシェミット王国」、前述の通り、戦争後のイラクと、パレスチナ問題のイスラエルと危険な国に挟まれている。

治安の不安でいっぱいのメンバーであったが、街中をラブワゴンで走っていると、その思いは払拭される。街中では、スターバックスコーヒーやバーガーキング、ケンタッキーやマクドナルドまで、日本でもよく見かけるファーストフード店が軒を並べていた。

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公園で、シュレックが2人きりになった翌日、新メンバー合流となる。

15分後、男性新メンバーを発見する。
ただっち、23歳、大阪府出身、カフェ勤務。

この新メンバーに真っ先に近寄るメンバーがいた。それは、ヤマジであった。ヤマジは、彼に、一目ぼれしていたのだ。

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あいのり #424
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