前回のあいのりでは、新メンバー合流時、新メンバーのただっちに一目惚れしてしまった、ヤマジ。

いままで、恋愛に縁のなかったはずのヤマジがなぜ、ここにきて、突然、恋の落ちたのか?

今回は、よっこの考察の時にも出演した、脳科学者の茂木健一郎氏に再び「人はなぜ一目惚れをするのか?」について考察してもらうこととなった。

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考察に先駆けて、資料が必要と言うことで、日本に一時帰国中のヤマジを病院に呼び出し、脳のMRIとCTを撮影することになった。撮影したヤマジの脳の画像は、考察者である、茂木氏のもとに渡された。

また、茂木氏には、事前に、過去にヤマジが出演した、あいのりの放送も見てもらった。

茂木氏のヤマジの脳に対しての第一印象は、「本当に健康でいい脳だなぁ。脳みそがピチピチしてますよ。」

まず、茂木氏が目を付けたのは、合流したばかりのころ、ヤマジが人の目を見て話しておらず、こーすけに叱られていた時のシーン、このとき、ヤマジは、気分が落ち込んでしまっている。茂木氏によると、脳内の楽観的に生きようという「楽観回路」が機能しなくなっているという。楽観的に生きる為には、必要な物質があり、「ノルアドレナリン」と、「セロトニン」の2つ。この出来事のあと、ヤマジは、恋愛することもなく、たた漠然と旅を続けていることから、茂木氏は、「これは、ノルアドレナリン、セロトニン不足がMAXに達した状態。」と言った。

新しい国になって、新メンバーが入ってくると、ヤマジの状況が一変する。ゴーヤが「気合入ってるね。」と言うように、上着もはおらず、腕を前回に見せて新メンバーに手を振る姿を見て、茂木氏は、「ヤマジの脳からは、快楽物質であるドーパミンが放出されました。苦労が長ければ長いほどドーパミンの放出量が大きくなります。」。ヤマジは、まさに、この日のために、今まで旅をしてきたと言っても過言ではないようだ。

そして、独走状態で新メンバーのただっちに向かって走っていく、ヤマジの姿を見て、茂木氏は、「ヤマジの脳は、脱抑制状態ですね。自分の想いが自由に表現できる状態になっています。」

そして、ただっちは、自己紹介を始める。これを見て、茂木氏は、「このタイミングが重要で、ヤマジは、自己紹介を聞いた瞬間、運命の赤い糸を感じたんですね。」

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続いて、茂木氏の考察は、「運命の赤い糸」へと進む。茂木氏によると、「運命の赤い糸」は、科学で解明できるものらしい。
茂木氏いわく、「運命の赤い糸には、遺伝子が関わっていると言われています。白血球の中には、HLAと呼ばれる遺伝子があり、ウイルスに対抗するための免疫情報が組み込まれている。恋をする時は、自分とは、なるべく異なるHLA遺伝子を持つ人を選ぶようになっていると言われている。たとえば、背の高い人が背の低い人を好きになったり、太った人がやせた人を好きになることがよくあるが、HLA遺伝子の影響と考えられています。」「また、思春期の女の子が父親のにおいを嫌うのもお互い似ているHLA遺伝子を持っているから。」だそうだ。違った遺伝子同士がくっつくことによって、両親のいい遺伝子だけを受け継いで、より強い子供が生まれてくると考えられているそうだ。

では、目に見えない、HLA遺伝子を人間はどこで見分けるのか?
茂木氏いわく、「それを教えてくれるのは、フェロモンなんです。フェロモンは、体から出る化学物質で無色無臭。人間は、そのフェロモンを嗅覚でキャッチして自分に合った異性を識別している。初めてあった相手なのになぜかフィーリングが合う。そういったことがあったら、フェロモンが脳に作用しているのかも知れません。そのような時は、運命の赤い糸が見えてくるのかもしれません。」

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続いて、「ラブワゴンには、恋をしやすい状況が詰まっている。」と言うのは、心療内科医の姫野友美先生。と言うことで、姫野先生に、ラブワゴンの秘密について考察してもらうことに。

まず1つ目は、「つり橋理論」
カナダのの心理学者ダットンとアロンが、不安定なつり橋の上で、男女2人が共に時間を過ごすと、恋に落ちやすくなるという実験結果から導き出された。
ラブワゴンでも、日本語の通じない異国での旅行であるのと、常にカメラに囲まれているという状況を考えれば、つり橋の上のように、常に緊張した状況になるわけである。

2つ目は、「単純接触の原理」
接触回数が増えれば増えるほど、相手に好感を持ってしまう心理のことらしい。
メンバーは、狭いラブワゴンの中で、同じ人と一日中過ごし、宿泊先では、恋愛日記を必ずつける。常に、メンバーのことを考えていなければならないので、恋に落ちやすいそうだ。

3つ目は、「自己開示」
あいのりの旅では、常に同じメンバーと会話をしているので、話題が尽きてしまうことがある。そうすると、メンバーたちは、自分の過去やトラウマを話してしまう。それによって、メンバー同士、絆を深めていくことになる。

あいのりの旅は、人が恋に落ちやすいい環境がそろっているといえるようだ。

しかし、MCの久本が今田に何年も単純接触しているはずなのに恋に落ちないのは何故だろう? きっと、HLA遺伝子が似ているんだろうな。。。

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(今回は、相関図はありません。)