あいのり 第428話
「女神の舞い降りる山」
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メンバーは、この日、「死海」へ。ここでは、豊富なミネラルを含む海水の中にメンバーは、入ってみることにした。ここでは、いやでも沈むことはない。でも、この海水、目に入るとすごく痛い。梅男が、目の中に海水を入れてしまい、痛がり、に、「大丈夫?」と言われていた。

その後、を誘ったのは、梅男ではなく、シュレックだった。このとき、まだ、シュレックは、の気持ちがすでに梅男に傾いていることを知らなかった。この時、シュレックが行った話題は、「寿司」だった。

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翌日、は、梅男を誘った。は、梅男と2人で、夕日が見たかった。しかし、その後、シュレックがやってきた。シュレックは、梅男に、「(桃と)じゃべらせてもらっていいですか?」と言う。梅男は、渋々「いいよ。」と言った。結局、は、梅男ではなく、シュレックと夕日を見る羽目になってしまった。梅男は、ひとりきりで夕日を見た。いわく、「シュレック、どう対処していいか? 気まずい。」

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翌日、メンバーが街を歩いていると、「サンドボトル」を発見する。色とりどりの砂を使い、容器の中に砂で絵を描いていく。メンバーも挑戦してみたが、いわく、「へたくそ過ぎる。」。職人さんが作ったのは、ラブワゴンの絵のサンドボトル、これは、視聴者にプレゼントされることとなった。

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その夜、ホテルの屋上に、1人、ヤマジの姿があった。この日は、人生初の、男性呼び出しを行ったのである。その男性は、ただっち。しばらくして、ただっちがやってきた。ヤマジは、はじめ、と一緒に屋上から夜景を楽しもうと思っていたが、やはり、ただっちとみたいと思ったので呼び出したようだ。ヤマジは、初めての男性呼び出しとあって、話題はなかったが、しばらく2人で、夜景を楽しんだ後、部屋に戻った。

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翌日、メンバーがやってきたのは、中東のグランドキャニオンとも呼ばれる、「ワディラム」ドライバーが、「(メンバーが登れる)岩山があるから、行ってみよう。」と言ったので、メンバーは、ついていった。すると、確かに、岩山に人が乗っていた。でも、いわく、「これ死ぬじゃん。バンジーじゃん。」

しかし、翌朝、何を血迷ったか、メンバーは、前日に人が立っていたところに行くことになった。この岩山は、「バラダ山」と呼ばれている。頂上の橋のようになっている場所は、幅が1m、その下は、高さ50mの絶壁である。その場所にたどり着くには、手すりも何もない、700mの岩山を登る。しかも、気温は、36℃である。30分に1度は、休憩を入れないと登れない。

2時間後、梅男が一緒になっていた。

また、そんな中、ヤマジは、すでに、スタミナ切れの様子。に追いつこうと先を行っていたシュレックが気づき、ヤマジの元に引き返した。シュレックは、ヤマジを励まし、を追いかけるのあきらめ、列の最後尾を歩くことになった。

さらに、1時間後、気温は、41℃に上昇した。今度は、まぁみんのスタミナが切れ始めてきた。まぁみんは、ただっちに手を借りながら登っていき、貴重な水も貰って飲んだ。この、ただっちのやさしさに、まぁみんは、「ずっと頭の中で、YUIの『CHE.R.RY』が流れました。♪恋しちゃったんだたぶんっていうやつがちょっと。」とその時のことを振りかえった。

シュレックは、ヤマジを励まし続けながら登っていくが、その間、シュレックは、あまり見たくない光景を見続けなければならなかった。それは、梅男が一緒にいるところ。梅男に恋していることは、シュレックから見ても明らかだった。

1時間後、シュレックは、梅男に追いついた。しかし、2人の中に、シュレックが入りこめる余地はなかった。

1時間後、梅男は、最後の難関に到着していた。7mの絶壁をよじ登る。は、梅男に手を借りながら、ゆっくりと登った。

登り始めてから5時間後、メンバーは、頂上に到着した。橋の上に手を握りながら、絶景を味わう梅男に、シュレックは、ただ、涙しながら見ているしかなかった。

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あいのり #428
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