あいのり 第429話
「GOOD DAYS」
←第428話 * 第429話 * 第430話→
メンバーは、最南端、「アカバ」にやってきた。
翌日、メンバーは、この日泊るホテルを探していた。ほどなくして、泊まれそうなホテルが見つかり、シュレックがメンバーの荷物をフロントまで上げるが、「今日は満室です。」と言われてしまう。他にも、安宿をいくらか当たったが、すべて満室であった。一番、荷物が大きいは、疲れ果てていた。そこで、最近、梅男にとられてばかりで、まともに話が出来ていいない、シュレックが、の荷物持ちを手伝うことになった。

その後、シュレックは、「わからないすね。何か、路頭に迷っているような感じ。」と振り返る。そして、「桃と香水を買いに行きたいんだよね。」と言った。しかし、旅の資金に手を出すつもりは、全く無く。購入資金は、自分で貯めようと思った。

--------

翌日、ドライバーは、シュレックにアルバイトを紹介した。最初の仕事は、1袋60kgある砂糖を50袋運ぶ作業。普通の体格の男性でもなかなかきつい。
2時間後、砂糖をすべて運び終えると、次の仕事は、1袋60kgの小麦粉をトラックから降ろす作業を行う。さすがに、限界に来ていたシュレック店主は、「少し休んでいいぞ。」と言った。残り10袋になったとき、スタッフから、止めるように言われるが、シュレックは、最後まで、小麦粉を運び続けた。
5時間後、50袋目、最後の小麦粉を運び終え、作業は終了。アルバイト代として、10ディナール(約1,500円)を受け取った。

--------

アルバイト後、シュレックは、体を拭いて、ひげを剃ったのち、おろしたての服に着替え、を待っていた。

そして、とのデートが始まった。まずやってきたのは、香水屋。ここで、2人は、香水を選ぶ。

続いて入ったのは、喫茶店。2人が注文したのは、「キナーフェ」と呼ばれるケーキ。シュレックいわく、「すごく、もっちりしている。」

そして、喫茶店を出る時に、シュレックは、に、「おみやげです。」と言って、先ほどの店で購入した香水をプレゼントした。どうも、シュレックは、香水屋でのお気に入りの香りをチェック、再び香水屋にこっそり入店して買いに行ったようだ。

シュレックは、「明日から、頑張っていきましょう。」と言って、その場を後にした。

--------

日が沈み、夜になって、が向かった先は、ラブワゴンであった。ここで、梅男に告白するため、チケットを貰う。

夜の紅海が見える場所で、は、梅男を待っていた。
しばらくして、梅男がやってきた。

は、ずっと夢だった、耳かきをしたいと思い、梅男を膝もとに寝かせた。でも、今は夜、梅男の耳の中はよく見えなかった。は、「雰囲気だけね。」と言った。そして、耳かきが始まった。

耳かきが終わると、は、「真剣な話をしよう。」と言って、本題に入る。「ラオスで、合流した時は、怖い人だと思った。でも、見ていくうちに、さりげなく優しいこととか、落ち付いているところとか、いい所が見つかって。で、一緒にいたらすごいね。時間がたつのもすごい早いしね。」と言った。梅男は、「超ドキドキしてるんじゃないの?」と言った。すると、は、「梅男のことが好きです。」と言ってチケットを渡した。

--------

その後、スタッフは、シュレックに告白の件を伝えに行かなければならない。

--------

あいのり #429
←第428話 * 第429話 * 第430話→