メンバーは、最南端、
「アカバ」にやってきた。
翌日、メンバーは、この日泊るホテルを探していた。ほどなくして、泊まれそうなホテルが見つかり、
シュレックがメンバーの荷物をフロントまで上げるが、
「今日は満室です。」と言われてしまう。他にも、安宿をいくらか当たったが、すべて満室であった。一番、荷物が大きい
桃は、疲れ果てていた。そこで、最近、
梅男にとられてばかりで、まともに話が出来ていいない、
シュレックが、
桃の荷物持ちを手伝うことになった。
その後、
シュレックは、
「わからないすね。何か、路頭に迷っているような感じ。」と振り返る。そして、
「桃と香水を買いに行きたいんだよね。」と言った。しかし、旅の資金に手を出すつもりは、全く無く。購入資金は、自分で貯めようと思った。
--------
翌日、
ドライバーは、
シュレックにアルバイトを紹介した。最初の仕事は、1袋60kgある砂糖を50袋運ぶ作業。普通の体格の男性でもなかなかきつい。
2時間後、砂糖をすべて運び終えると、次の仕事は、1袋60kgの小麦粉をトラックから降ろす作業を行う。さすがに、限界に来ていた
シュレックに
店主は、
「少し休んでいいぞ。」と言った。残り10袋になったとき、
スタッフから、止めるように言われるが、
シュレックは、最後まで、小麦粉を運び続けた。
5時間後、50袋目、最後の小麦粉を運び終え、作業は終了。アルバイト代として、10ディナール(約1,500円)を受け取った。
--------
アルバイト後、
シュレックは、体を拭いて、ひげを剃ったのち、おろしたての服に着替え、
桃を待っていた。
そして、
桃とのデートが始まった。まずやってきたのは、香水屋。ここで、2人は、香水を選ぶ。
続いて入ったのは、喫茶店。2人が注文したのは、
「キナーフェ」と呼ばれるケーキ。
シュレックいわく、
「すごく、もっちりしている。」
そして、喫茶店を出る時に、
シュレックは、
桃に、
「おみやげです。」と言って、先ほどの店で購入した香水をプレゼントした。どうも、
シュレックは、香水屋で
桃のお気に入りの香りをチェック、再び香水屋にこっそり入店して買いに行ったようだ。
シュレックは、
「明日から、頑張っていきましょう。」と言って、その場を後にした。
--------
日が沈み、夜になって、
桃が向かった先は、ラブワゴンであった。ここで、
梅男に告白するため、チケットを貰う。
夜の紅海が見える場所で、
桃は、梅男を待っていた。
しばらくして、
梅男がやってきた。
桃は、ずっと夢だった、耳かきをしたいと思い、
梅男を膝もとに寝かせた。でも、今は夜、
梅男の耳の中はよく見えなかった。
桃は、
「雰囲気だけね。」と言った。そして、耳かきが始まった。
耳かきが終わると、
桃は、
「真剣な話をしよう。」と言って、本題に入る。
「ラオスで、合流した時は、怖い人だと思った。でも、見ていくうちに、さりげなく優しいこととか、落ち付いているところとか、いい所が見つかって。で、一緒にいたらすごいね。時間がたつのもすごい早いしね。」と言った。
梅男は、
「超ドキドキしてるんじゃないの?」と言った。すると、
桃は、
「梅男のことが好きです。」と言ってチケットを渡した。
--------
その後、
スタッフは、
シュレックに告白の件を伝えに行かなければならない。
--------