あいのり 第436話
「大好きな君へ・・・」
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ラブワゴンからチケットをもらった、ヤマジは、ヨットハーバーの片隅で、ただっちを待っていた。

すると、ただっちがやってきた。だが、ただっちの想いは違かった。「ヤマジにとっていい旅になるようにいつも考えていた。力になってやりたいと思うけどもうしてあげられることは何もない。」

そんなことも知らずに、ヤマジは告白を始めた。ヤマジは、遺跡に行ったことなど思い出話を話し始めるが、ただっちの表情はさえなかった。

そんなやり取りが、1時間くらい続いた。
ヤマジが、「いつか、お前が俺の相談にのれるぐらいにまでなる日が来るといいなって言ってた。」ことを出すと、ただっちは、「俺じゃなくても・・・おるよ人は。」と、ただっちは、ヤマジの相談相手になれないことを切り出した。

ヤマジは、混乱してしまい。完全に話を切り出すタイミングを失ってしまった。さらに、ただっちは、「誰かの支えになるような人間になってほしいと思うよ。」と言った。ただっちは、ヤマジには、ただっちではない誰かと付き合うことを期待していた。

ヤマジは、「存在そのものが、もう支えになるっていう相手とか見つけれたってだけでも、すごい幸せだった私は大好きです。」というのが精いっぱいとなり、チケットを渡すこともなく、その場を離れざるを得なかった。

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その後、ヤマジは、ホテルに戻り、スタッフ部屋へと向かった。チケットを返却し、告白をしなかったことにしたいからであった。ヤマジは、「ただっちの気持ちが、もうはっきりとわかりました。」と言った。ヤマジには、振られると分かっているのにチケットを渡しに行くなどとてもできなかった。

ヤマジは、「ただっちの存在だけで、支えだったんでしょうね。ただ、ただっちが、この後、どんな恋愛をするのか? どういうふうに帰ってくるのか? 振られたのに他の誰かと帰ってきたら耐えられそうにない。」と言って、ある決断をした。

翌朝、ヤマジは、このまま、ラブワゴンに乗り込むことなく、リタイアを宣言した。他のメンバーには、昨日、告白をしたこと、告白したら、色々な想いがこみ上げて来て、チケットを渡せなかったことを伝え、その人に感謝の気持ちと、好きであることを伝えられたからだと告げた。

しかし、ヤマジは、この旅で、かけがえのない仲間に出会え、臆病な過去の自分と決別することが出来た。

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ヤマジと別れたメンバーは、次の国へと進む。
あいのり91カ国目は、「デンマーク王国」

前の国、キプロスでは、ヤマジ一色であったが、ここからは、が本領を発揮することになる。いわく、「男性メンバーは、ゆるい。だらだらしていると言うか、積極性がない。」は、男性メンバーにもっと積極的になってもらって、アピールしてほしかったのである。
では、なぜ、は、今までおとなしくしていたのか、それは、殺気を感じていた、ヤマジに気を遣っていたから。

その後、によるキャバ嬢仕込みのトークテクニックが明らかとなった。それは、

1. とにかくほめたおす。
2. 付き合うことをイメージさせる。
3. ギャップをアピールする。

の3点。

これから、は、それらのテクニックを使用して、男性から告白されるために動きだすことになった。

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あいのり #436
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