運命の朝、
りぃは、
隼人を待っていた。
そして、
隼人がやってきた。
りぃ、
「昨日はりぃの話、聞いてくれてありがとう。ブータンとネパール、ずっと一緒に旅してきて隼人のいいとこ、すごいいっぱい見てすごい魅力的な人だなあって思って。だんだん気になって、それがどんどん積もり積もって今はすごい隼人のことが好き。すごい大好き。少しでも希望があるなら、一緒に帰って欲しい。隼人の気持ちを聞かせてください。」
隼人の答えは?
隼人、
「りぃとはブータンから、ずっと、一緒に旅してきて、いろいろおもしゃい会話もしたしいろいろりぃのいいところも見たし、すげえ一生懸命やってるりぃ。いろいろりぃのいいどご見た。りぃはすげえいい女だ。りぃからいっぱいいい笑顔や、自信ももらった。でも、どうしても手のかかる妹にしか思えなかった。やっぱりもうちょっとこの旅に残ってもっと自分を磨いて、俺っていう人間をもうちょっと知りだいの。ありがとう。本当に…いろいろありがとう。これしか言えない。ありがとう。」
隼人は、ラブワゴンに戻り、
りぃの旅は終了した。
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りぃと別れた夜、
ゆーみんが自信をなくしていた。自分には、あんな元気や明るさはない。
隼人は、絶対に、
りぃと帰ると思っていたので、なぜラブワゴンに戻ってきたかわからなかった。
翌日、疑問を晴らすため、
ゆーみんは、
隼人を誘った。
隼人は、あの時と同じ、
「妹にしか見えなかった。」と返した。
ゆーみんの疑問は解決しなかった。
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ネパールの旅はこれにて終了し、空路で新たな国に入る。
あいのり45カ国目は、スリランカ民主社会主義共和国。
ここでは、新メンバーが合流する。
美紀(21歳)、元エステティシャン、福島県出身。
その夜、新メンバーの歓迎会。料理はカレーだったが、
美紀は、メンバーにナプキンを配ったりとさりげない気遣いを見せていた。それを見た、
ゆーみんは、あんなにかわいい子がいるのに自身を持てなんて難しいと感じていた。