あいのり2 第7話(その2)
「受け身」(後半)
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翌日から、キーパーの態度が変わった、ゴリラーと2人きりになっていた、ユイを奪って、2人で会話をした。

その翌日、メンバーは、「フェニ」の町に到着した。ラブワゴンは、町の保健所に到着した。そこで働いていたのは、日本人の女性(30歳)だった。彼女は、感染症対策の仕事をしていた。この保健所では、1歳までの子供に、予防接種を行っている。バングラデシュでは、ポリオの流行などで、1歳まで生きられない子供が多いという。ただ、予防接種で感染を防げることを国民は知らず、ここで働くことは、国民への啓発・普及の意味も含んでいる。

キーパー、この場所で働く意味を彼女に聞いた。彼女いわく、「人の役に立ちたいから。」

ただ、彼女にとっても険しい道のりで、青年海外協力隊の募集を4,5回受けて、ようやくありつけた仕事だった。
体調が悪くなると、日本を恋しくなることがあるという。

彼女は、これ以外にも、スラム街における予防接種の啓発活動も行っている。スラム街の住民を1軒ずつ回って。予防接種を受けたか確認して回っている。
スラム街の住民は、自分がいつ生まれたのかもわからない。カレンダーすらないので、日にちの感覚がすでにない。

キーパーは、普通にあいのり2の旅を漠然としている自分に、自信をなくした。

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翌日、メンバーがやってきたのは、「クルナ」、国内で人口第3位の都市である。
昼食の際に、キーパーと、ちゃむが一緒になった。ここで、2人に、ある意外な事実があったことがわかる。
母校が2人とも農大で同じだったのである。お互い話していくうちに、妙に親近感が生まれ、ちゃむに、もやもやした気持ちがなくなっていった。

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翌日、アミューズメントパークで、でんじと、ハカマイが一緒になった。
ハカマイは、でんじに過去に浮気をしたかどうかを聞いた。でんじいわく、「1回もない。」。ただ、浮気されたことはあるという。7股の1番最初。自分の後ろに6人ついていた。さらに、でんじは、受身の恋愛を望んでいるといっていたため、それがすごく引っかかった。「入りにくい。」と。

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夕食の買出しを終え、ホテルに戻ったところで、ちゃむが体調不良を訴え、先に部屋に戻る。さらに、夕食後、ゴリラーも体調不良を訴え、部屋に戻った。

夜、ゴリラーは、ちゃむのために薬を買いにいった。ただ、自分の薬は、買い忘れた。

ちゃむの体調は、翌日には回復した。しかし、ちゃむは、ゴリラーの意中の相手は、ユイと思っていて、思いはまったく伝わっていなかった。

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とある村で、ゴリラーが現地の人とレスリングで対決した翌日、メンバーは、インドとの国境の街、「ジョソール」にやってきた。そこで、スタッフから、新メンバーが送り込まれることが伝えられた。新メンバーの性別は、夜の12時に日本から連絡が入る。もし、それまでに告白する人があれば回避される可能性がある。

夜12時、告白者は現れなかった。そして、日本からの連絡が入る。新メンバーは、男性。4人のうち、誰かが強制帰国となる・・・。

あいのり2相関図#7-1

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