翌日、メンバーは、街の広場にやってきた。すると、
ちゃむが
川平を呼び出した。
ちゃむは、どうしても聞きたいことがあった。それは、
川平のころころ変わる態度。突然、メンバーから離れて孤立したりするのが気になって仕方がなかった。
川平は、
「心の葛藤」があるという。
でんじが強制帰国し、ラブワゴンの席の重さに痛感できなかった。
「どうする? 仮に俺がさリタイアしました。どう思うんかな? みんな」
ちゃむは、何も返せなかった・・・。
--------
その日の夕方、メンバーがやってきたのは、
「ボリシャル」の街。ここから、メンバーは、船を使って南東部を目指した。船に乗った後に、異変が起きたのは、
川平だった。
川平は、ふさぎこんでいた。
ちゃむは、必死に、
川平にリタイアしないよう説得していた。彼女の目には涙が浮かんでいた・・・。
--------
この日、やってきたのは、
「チッタゴン」。バングラデシュ最大の港町である。
夜、ホテルの庭には、
ちゃむと
キーパーの姿があった。
キーパーは、
タッカンの存在が怖かった。でも、今の気持ちを信じて進むしかなかった。
--------
メンバーは、小さな遊園地にやってきた。
キーパーは、先日の失言の誤解を解く必要があったため、
ユイを呼び出した。でも、
ユイは、
キーパーが気にするほど、そのことを気にしてはいなかった。
キーパーは、ちょっぴり安心した。
一方、
ちゃむは、
川平を誘っていた。2番目の女であった、
ちゃむにとって、異性の人と2人きりのデートをするのは初めて。
川平は、
ちゃむが金庫番をしていた、旅の資金からアイス代を失敬。しかも、ちゃっかり2個購入。
ちゃむは、
「どんどんお金使うし、びっくりした。ちょっとすっ飛んでる感じがいいと思います。」
--------
その夜、ホテルには、
ゴリラーがいた。
ちゃむに恋しているものの、不器用がゆえに、全く伝わっていなかった。
ゴリラーは、
ちゃむに、どうしたら想いが伝わるか相談していた。もちろん、
ちゃむは、自分が対象であるのに気づいていない。
ちゃむいわく、
「すごい明るくなったしすごいおしゃべりになったし本来のゴリラーってこういう感じなんだろうなって。その感じのまま相手にぶつかっていけばいいと思う。」
ただ、その後、
ゴリラーは、
ちゃむが
川平に恋しているのではないかと気づいてしまった。
--------
ちゃむが、
川平のご飯の食べ方の汚さに興奮していた翌日、ラブワゴンは、チッタゴン郊外の工場へ。ここでは、日本向けの自動販売機のボタンを製造していた。バングラデシュには、、輸出向けの工場が集まる、特別な地区があり、そこでは、10年間、輸出入に関する税金がかからない、原材料は免税、条件によっては、工場の土地を無料で借りることができるという。
ここで働く、女性工員の楽しみは、年2回のビューティーコンテスト。女性メンバーも飛び入り参加させてもらった。優勝は、
ハカマイだったが、
カメラマンは、肝心な優勝シーンを撮影していなかった・・・。
--------
レストランで、
キーパーが、
「ボルハニ」という、まずいと言われる飲み物を飲んで、OPP(おなかピーピー)が改善されてしまった翌日、ラブワゴンは、南の海に向かった。海と言えば、水着であろう。あいのり2初の女性メンバー水着お披露目が行われた。さらに、男性メンバーは、
ハカマイの
「プリン」(おっぱいぽよんぽよん)をとても見たがっていた。しかし、タダで見せるわけにはいかないということで、男性メンバーには、ビーチフラッグで勝負してもらう。
最後は、
キーパーと
タッカンの勝負になったが、
キーパーは、勝てなかった・・・。
タッカンは、
「プリン」を5個もらった。
その後、ホテルの庭で、
キーパーが泣いていた。
タッカンに負けてしまったことがとても悔しかったようだ。翌日のラブワゴンでも、
ユイの隣は、
タッカン。一緒に帰れる自信など全くなかった。すると、事態を察した、
ちゃむが、
キーパーの手の甲に、
「Fight」の落書きをした。
キーパーは、ますます泣きそうになった。
キーパーは、
ユイへの告白を決意した・・・。