あいのり2 第9話(その1)
「Fight」(前半)
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翌日、メンバーは、街の広場にやってきた。すると、ちゃむ川平を呼び出した。ちゃむは、どうしても聞きたいことがあった。それは、川平のころころ変わる態度。突然、メンバーから離れて孤立したりするのが気になって仕方がなかった。

川平は、「心の葛藤」があるという。でんじが強制帰国し、ラブワゴンの席の重さに痛感できなかった。

「どうする? 仮に俺がさリタイアしました。どう思うんかな? みんな」

ちゃむは、何も返せなかった・・・。

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その日の夕方、メンバーがやってきたのは、「ボリシャル」の街。ここから、メンバーは、船を使って南東部を目指した。船に乗った後に、異変が起きたのは、川平だった。川平は、ふさぎこんでいた。

ちゃむは、必死に、川平にリタイアしないよう説得していた。彼女の目には涙が浮かんでいた・・・。

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この日、やってきたのは、「チッタゴン」。バングラデシュ最大の港町である。
夜、ホテルの庭には、ちゃむキーパーの姿があった。

キーパーは、タッカンの存在が怖かった。でも、今の気持ちを信じて進むしかなかった。

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メンバーは、小さな遊園地にやってきた。キーパーは、先日の失言の誤解を解く必要があったため、ユイを呼び出した。でも、ユイは、キーパーが気にするほど、そのことを気にしてはいなかった。キーパーは、ちょっぴり安心した。

一方、ちゃむは、川平を誘っていた。2番目の女であった、ちゃむにとって、異性の人と2人きりのデートをするのは初めて。
川平は、ちゃむが金庫番をしていた、旅の資金からアイス代を失敬。しかも、ちゃっかり2個購入。

ちゃむは、「どんどんお金使うし、びっくりした。ちょっとすっ飛んでる感じがいいと思います。」

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その夜、ホテルには、ゴリラーがいた。ちゃむに恋しているものの、不器用がゆえに、全く伝わっていなかった。
ゴリラーは、ちゃむに、どうしたら想いが伝わるか相談していた。もちろん、ちゃむは、自分が対象であるのに気づいていない。

ちゃむいわく、「すごい明るくなったしすごいおしゃべりになったし本来のゴリラーってこういう感じなんだろうなって。その感じのまま相手にぶつかっていけばいいと思う。」

ただ、その後、ゴリラーは、ちゃむ川平に恋しているのではないかと気づいてしまった。

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ちゃむが、川平のご飯の食べ方の汚さに興奮していた翌日、ラブワゴンは、チッタゴン郊外の工場へ。ここでは、日本向けの自動販売機のボタンを製造していた。バングラデシュには、、輸出向けの工場が集まる、特別な地区があり、そこでは、10年間、輸出入に関する税金がかからない、原材料は免税、条件によっては、工場の土地を無料で借りることができるという。

ここで働く、女性工員の楽しみは、年2回のビューティーコンテスト。女性メンバーも飛び入り参加させてもらった。優勝は、ハカマイだったが、カメラマンは、肝心な優勝シーンを撮影していなかった・・・。

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レストランで、キーパーが、「ボルハニ」という、まずいと言われる飲み物を飲んで、OPP(おなかピーピー)が改善されてしまった翌日、ラブワゴンは、南の海に向かった。海と言えば、水着であろう。あいのり2初の女性メンバー水着お披露目が行われた。さらに、男性メンバーは、ハカマイ「プリン」(おっぱいぽよんぽよん)をとても見たがっていた。しかし、タダで見せるわけにはいかないということで、男性メンバーには、ビーチフラッグで勝負してもらう。

最後は、キーパータッカンの勝負になったが、キーパーは、勝てなかった・・・。タッカンは、「プリン」を5個もらった。

その後、ホテルの庭で、キーパーが泣いていた。タッカンに負けてしまったことがとても悔しかったようだ。翌日のラブワゴンでも、ユイの隣は、タッカン。一緒に帰れる自信など全くなかった。すると、事態を察した、ちゃむが、キーパーの手の甲に、「Fight」の落書きをした。キーパーは、ますます泣きそうになった。キーパーは、ユイへの告白を決意した・・・。

あいのり2相関図#9-1

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