夕方、公園にて、
キーパーは、
ユイではなく、
ちゃむを誘った。
向かい側には、
タッカンと
ユイ、反対側には、
川平と
ハカマイがいた。
キーパーのただならない雰囲気に、
川平が気づいた。
川平、
「あいつ泣いとらん?」
ハカマイ、
「泣いてないよ」
ハカマイは、
キーパーが泣いていることに気づいていない。
キーパー、
「ちゃむと話せるのも今日が最後。チケットをもらいに行くって決めたからちゃむも頑張って欲しい。」
キーパーは、告白前、最後に、
ちゃむに今の思いを伝えた。
ちゃむは、お返しに、
キーパーの手の甲に、赤で、
「Fight」と描いた。
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キーパーは、そのまま、チケットをもらうため、ラブワゴンへ。
そして、
タッカンと一緒にいた、
ユイのもとへ。
キーパー、
「タッカンごめん ちょっとユイと話させて。」
キーパーは、
ユイを目立たないところに連れ出し、告白を始めた。
キーパー、
「俺はあいのりに来て最初は本当全然恋愛できてなくてただ旅にいるだけだったんだけどユイが来てすごい旅も楽しくなったし恋愛もできたしすごい感謝してるの。ユイはアイドルやってるじゃん?正直最初はね ユイを疑うというかそういう世界で働いてる人だし俺みたいな人には全然興味もないんだろうなみたいなのは思ったんだけど普通に接してくれるし 包み隠さず話してくれたことがすごい嬉しかったのね。自分が本当普通に来ちゃったから。そういう風にね 頑張ってる人すごいいいなって思うの。ユイのアイドルやってる夢もすごい応援したいって思ったし頑張ってるユイとだったら一緒にいても楽しいし幸せになれるんじゃないかなと思って。これからも一緒にいて欲しいって想いが本当に強くなってきて今日そういう想いを全部伝えようって思ったの。今はたぶん俺に対してそういう気持ちはないかもしんないけど俺はそれでも絶対想いは伝えたかったし本当に俺はユイのことが好きだったし絶対一緒に帰って欲しい。」
」
キーパーは、今回の告白に、まったく自信を持っていなかった。そして、翌日、運命の朝へ・・・。